デジプロ研とは

1. デジタルプロトタイピング手法の研究・開発・提案

2. デジタルプロトタイピングの普及による製造業のさらなる躍進

3. デジタルプロトタイピングの利用技術・ニーズをソフトウェア開発元へフィードバック

デジプロ研はこれらの相乗効果を目的にユーザー目線の柔軟なサービスを最小限のコストで提供します。

①有志のみなさんの支援によって成り立っています

デジプロ研は上記の活動に賛同していただける企業様・個人様からの様々なかたちでのご支援をいただいています。

また、サービスを提供するメンバーも少数精鋭であるため、3D-CAD導入コンサルや解析導入コンサルなどのサービスを非常に低コストで実現できます。


②サービスは無償または非常に低価格

デジタルプロトタイピングの普及にはコンサルティングが必要不可欠です。

しかし、これまでの大手企業が手掛けるコンサルティングは費用が大きくなりがちで(20万円~/day or 100万円~/案件)、

いざ3Dに挑戦しようとしても、中小の製造業においては価格を聞いて二の足を踏んでしまうケースが非常に多いという実態がありました。


③特定のソフト導入を前提としない中立の立場

3D-CADや解析の導入時に最も重要なのは「ソフトウェアの選定」ですが、大半の会社はこれに初めて挑戦して、

1. 短期間で直感的に決める

2. 最初に声をかけたベンダーの取り扱いソフトの中からすすめられたソフトを選ぶ

と、なってしまうのが残念ながら通常のケースです。

一方、できることなら

3. 長いプロジェクトの中で専任者を育てながら進める

と、しなければソフトウェア選定は失敗していまいますが、大企業でなければこのような多くの工数は割けないでしょう。

現に3DやCAEの導入はまずは1回以上失敗しなければならない運命のようです。

※3D-CAD選定失敗回数:平均1.3回 解析選定失敗回数:平均1.5回

また、近年は無償やオープンソースのソフトウェアも多くなっていますが、ビジネスの都合上これを勧めるベンダーはありません。

ましてや競合になるソフトについては名前や機能を知っていても営業担当者が話題にしたがらないのは仕方ありません。

このような非効率な環境でのチャレンジでは、どの会社でも最低1回は選定失敗をしているという事実もうなずけます。

ただ、選定失敗は予想以上の費用と遅れになることはあまり知られていません。

専門性を持って正しく選定することで、場合によってはソフトウェアの導入自体が不要であるケースもあります。


一方、大企業においてもソフトウェア選定時に

◆ベンチマークの煩雑さ ・・・多数のソフトウェアの特性を理解して、適切なベンチマーク指標を設定し、公平にテストするには膨大な時間が必要

◆不完全性 ・・・選定候補をあげる時点ですでに主観や情報不足のリスク。短い試用期間では全体像を十分理解できない

◆コミュニケーションの重要性・・・対象業務の専門家とソフトウェアの専門家がいるだけでは失敗する。双方の密なコミュニケーションと中間的知識が必要

このような課題は十分感じているものの、「時間がない」「人がいない」という状況で十分な対応がとれていないのではないでしょうか。


このような矛盾を解決し、公平中立に広い視野で、その会社や部署に真に最適なソフトウェアの選定ができるのはデジプロ研だけです。

これが私たちの強みであり、デジタルプロトタイピングの真の普及、さらには製造業のさらなる飛躍につながると考えています。

代表プロフィール

CAD/CAEコーディネーター

太田 明 (オオタ アキラ)


大学院では生産システム工学を専攻。

半導体製造装置メーカーにてメカ設計者として開発設計の現場を経験の後、

3D 設計環境立上げ、3D データ管理を自ら企画・立案・実行。

3D 設計定着後はシミュレーション技術開発を主導、リーダーとしてシミュレーションチームを立ち上げる。

現在は、十数種類の CAE/CAD ソフトの導入・立上げ・使用経験を活かし、

ソフトウェア導入コンサルや解析および製品開発支援を行うなど、

日本のデジタルエンジニアリングを加速するための活動を行っている。

メディア・講演歴:

◆2017 Japan Altair テクノロジーカンファレンス day2 INSPIREが加速する!設計者による最適化とは

◆日経ものづくり 2017年6月号 特集 温故知新の設計改革 「電脳」を味方に付けて能力数倍に

◆Autodesk University Japan 2016 チーム設計~最適化まで 全部見せます!装置メーカのInventor活用

◆ANSYSものづくりフォーラム2016 ~きのうの結果となぜ違う!?~ 手法開発担当の謎の現象への挑戦

◆SBDソリューションカンファレンス2015 SOLIDWORKS Flow Simulationによる ちょっと変わったモデル化手法